「なんか夜中に“キーキー”って音が聞こえるんだけど…まさかゴキブリが鳴いてる?」
そんな風にゾクッとした経験、ありますよね。静まり返った夜、耳を澄ませた瞬間に、どこからともなく高い音が聞こえてきたら、誰でも身構えてしまいます。
特に虫が苦手な方にとっては、気配すら恐怖。ましてや音がするなんて、恐怖倍増です。
今回は、その「キーキー音」の正体について深掘りしていきます。
「ゴキブリって鳴くの?」「あの音ってなに?」「どうすればいいの?」といった疑問に、わかりやすくお答えします。
ゴキブリは本当に鳴くのか?キーキーは何の音

まず最初に知っておいてほしいのが、「ゴキブリは鳴く生き物ではない」ということ。
「え?でも夜になるとキーキー音が聞こえるよ?」という方もいるかもしれません。でもそれ、“鳴いている”わけではありません。
鳴くという行為には“声帯”や“鳴くための器官”が必要です。私たち人間や犬、猫のように音を出すための仕組みを持っていない限り、意図的に「声」を出すことはできません。
昆虫の中には、たとえばコオロギや鈴虫のように、翅(はね)をこすり合わせて音を出す虫もいますよね。あれは“ストリデュレーション”といって、摩擦で音を作る仕組みなんです。
でもゴキブリはその仕組みも持っていません。つまり、意思を持って「キーキー」と“鳴いて”いるわけではないんですね。
「キーキー」音は何なの?
気になりますよね。鳴いてないなら、じゃあなんで音がするの?と。
実は、「キーキー」と聞こえるあの音の正体は、ゴキブリの体の一部がこすれて出る摩擦音である可能性が高いんです。
もっと言えば、「関節音」や「羽の擦れる音」と考えられています。
たとえば、ゴキブリが何かにぶつかったり、狭い場所を通り抜けようとしたりするとき、足や羽、関節などがすれて、ギュッと高音が鳴ることがあります。これが耳には“キーキー”と聞こえるのです。
つまり、あれは「鳴いている」のではなく、「たまたま音が出た」だけ。たまたまが不気味なのは、ほんと困りものですよね…。
動きが早くて、床や壁に接するパーツが多いゴキブリだからこそ出てしまう、そんな“偶発的な音”だったんです。
ゴキブリの「キーキー」夜に聞こえるのは気のせいじゃない!

「いやいや、昼間には聞こえないけど、夜になるとやたらキーキーって…やっぱり鳴いてるんじゃ?」と思ってしまう方もいるかもしれません。
その気持ち、よ〜くわかります。でもそれには理由があります。
ゴキブリは夜行性の生き物です。つまり、活動するのは夜。人が寝静まって、部屋がしんと静まり返ったときこそ、彼らのゴールデンタイム。
その時間帯に台所をうろちょろしたり、家具の隙間をカサカサ動いたりしているわけです。
そして、夜は周囲が静かなので、ほんの小さな音でもとても大きく聞こえます。
昼間なら聞き逃すようなカサカサ、ギュッという音でも、夜には「なにこの音!?怖っ!」と敏感に感じてしまうんですね。
さらに、部屋の構造や壁の反響で、実際の音以上に鋭く響いてしまうこともあります。
ですので、「夜になるとゴキブリが鳴くように感じる」というのは、音が発生しやすい状況と、人間の感覚が敏感になっていることが重なった結果なのです。
ゴキブリ以外の可能性もある?
ここで少し視点を変えてみましょう。
「キーキー」という音、もしかするとゴキブリじゃない可能性もあります。
たとえば、以下のような“音の犯人”も考えられます:
- コオロギや鈴虫などの鳴き虫:鳴き声が綺麗でリズムがあるので、よく聞くとわかります。
- ネズミの足音や歯ぎしり音:キュッキュッという音がすることも。
- 家具のきしみ:気温や湿度の変化で、木材がギュッと音を出すことがあります。
- エアコンや配管の圧力音:案外意外なところから音がしているケースも。
音というのは、想像以上に人を惑わせます。
なので、「ゴキブリが鳴いてるに違いない!」と即決するのではなく、周囲の環境や音の種類、リズムを冷静に観察してみると、思わぬ真犯人が見つかるかもしれません。
聞こえたときの対策はどうする?
じゃあ、もし「キーキー」音を聞いてしまったら、どうしたらいいの?
そう感じる方も多いはずです。
まず冷静に、音がどこから聞こえるのかを探ってみてください。
ただし、無理して家具の裏や棚の奥をのぞく必要はありません。怖いですしね…。音が頻繁に聞こえるようであれば、以下の対策を検討しましょう。
- 台所や水回りの掃除を徹底する:食べカスや水分はゴキブリの大好物です。
- 隙間をふさぐ:ゴキブリはわずかな隙間からも侵入してきます。
- 粘着シートや駆除スプレーを設置する:活動範囲がわかれば、そこに重点的に。
- 音が続く場合は専門業者に相談する:巣がある可能性もあります。
「音=ゴキブリ」と断定するのではなく、まずは冷静に状況を見極めましょう。
そして、対策は“継続”が大事。1日掃除したからOK!ではなく、習慣にすることで、虫にとって居心地の悪い家になります。
まとめ
いかがでしたか?
「ゴキブリがキーキー鳴く」というのは、よくある誤解。
実際は、関節や羽がこすれて出る摩擦音であったり、別の虫や音が原因だったりすることがほとんどです。
それでも、音が聞こえるとビクッとしてしまうのは当然の反応です。
だからこそ、「なにこれ!?」と不安になる前に、正しい知識を持っておくことで、少しでも冷静に対応できるようになります。
不気味な音がする夜、つい布団の中でビクビクしてしまう日もあるかもしれませんが、「あ、これは羽がこすれた音かもな」と思えたら、ちょっぴり落ち着けるかもしれませんよ😊
怖がるだけじゃなく、「知ること」が、虫との正しい距離の取り方かもしれませんね。


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