ドラゴンボールのキャラの中でも、界王様は異彩を放つ存在です。
宇宙の神様的ポジションでありながら、ギャグを飛ばしまくるという独特のキャラ性に、子どもから大人まで幅広く親しまれています。
そんな界王様に、じつは「ゴキブリがモデルなのでは?」というウワサがあることをご存知でしょうか?
この記事では、その説がどこから生まれたのか、そして本当にありえるのかを公式情報やファンの声をもとに徹底検証! 界王様の知られざる魅力に迫ります!
界王様=ゴキブリ説がなぜ生まれたのか?
「界王様って、よく見るとゴキブリっぽくない?」
そんな声がインターネット上で見られるようになったのは、界王様の特徴的な見た目が理由とされています。特に目立つのが、頭から伸びた2本の突起物。まるで触角のようで、昆虫を思わせる形をしています。また、黒くて丸いサングラスも複眼を連想させ、さらにぽってりした丸い体型や短い手足もあいまって、「デフォルメされた虫キャラ」に見えなくもありません。
こうした特徴が複数重なることで、「界王様=ゴキブリ説」がネット上で拡散していきました。「言われてみればそう見えるかも!」という軽いノリが、SNSや掲示板などでネタとして広まり、次第に“都市伝説”のような扱いになっていったわけです。
鳥山明のデザイン意図に「ゴキブリ要素」はあるのか?
結論から言えば、界王様のモデルがゴキブリであるという公式情報は一切存在していません。鳥山明先生はこれまで、セルには昆虫要素、魔人ブウにはお菓子、フリーザには地上げ屋…というように、モチーフについて明言してきました。しかし、界王様に関しては「〇〇がモデル」などの言及はどのインタビューでも見られません。
『ドラゴンボール大全集』や『超エキサイティングガイド』などの公式資料でも、界王様の見た目や性格については触れられていても、モチーフに関してはノータッチです。もし本当にゴキブリがモデルであれば、セルのようにもっと“露骨に虫っぽい”デザインになる可能性が高く、脚の数が多かったり、外骨格っぽい質感があってもおかしくないでしょう。
つまり、「ゴキブリっぽく見える」のは偶然に近いものであり、デザインの意図として昆虫を意識していたとは考えにくいのが現実です。
界王様のデザイン意図は「親しみやすさ」と「ギャップ」?
では、界王様はなぜあのような特徴的なデザインになったのでしょうか?
その答えの一つは、鳥山明作品によく見られる“ギャップキャラ”の存在にあります。界王様は宇宙の神様的な存在でありながら、ギャグが大好きで、悟空にダジャレ修行をさせるようなユーモラスな人物。その性格に合わせて、見た目も威厳のある「神様」より、ちょっとおちゃらけた“ゆるキャラ”寄りにデザインされていると考えられます。
また、鳥山先生は「描きやすさ」もキャラデザインの重要な要素としています。シンプルで丸く、手足も短い界王様は、連載における作画コストの低減という意味でも理にかなった存在だったのでしょう。
このように、界王様は「ギャグっぽいけど強い」「偉いけど可愛い」というギャップを最大限に活かしたキャラクターであり、そこにゴキブリを意識した形跡は見られません。
虫モチーフを使うなら、鳥山先生はもっと露骨に描く
鳥山明先生は、虫モチーフのキャラクターを描くときには非常にわかりやすく表現する傾向にあります。例えばセルの第一形態はまさにその典型で、羽根・外骨格・複眼・尖った脚など、あらゆる虫要素が盛り込まれています。
他にも、宇宙から来た昆虫型の戦士たちや、昆虫モチーフの敵キャラも複数登場しており、虫を描くときは明らかに“虫”だとわかるビジュアルになります。
その点で界王様は、二足歩行で人間的な体型、服を着て言葉を話し、日常生活をしている“文化的存在”です。もし虫がモチーフなら、もっと不気味だったり、昆虫の構造を反映したデザインになっていたはずです。よって、「虫っぽいけど虫ではない」という曖昧なラインを狙ったわけではなく、まったくの偶然と言えそうです。
「界王様=ゴキブリ説」は都市伝説として楽しむのが正解
最終的な結論として、界王様=ゴキブリ説はファンの間で自然発生的に生まれた都市伝説であり、鳥山明先生や公式が関与した設定ではありません。見た目の特徴が複数重なった結果、ゴキブリを連想する人が現れ、それがネタとして拡散されていったというのが実態です。
こうした「言われてみればそう見える」という視点は、ファンコミュニティではよくある現象です。面白がってツッコんだり、話題にすることでキャラの魅力が深まるという側面もあるので、ネタとして楽しむ分には問題ありません。
ただし、あくまで公式設定ではないということを理解した上で、噂を“事実”として誤解しないようにすることも大切ですね。

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